1967年。メモボックス・ポラリス、E859モデル

1967

1965年から1970年までに1714本製造されたメモボックス・ポラリスは、最も名高いジャガー・ルクルト製ダイバーズウォッチとして君臨しています。このモデルの構想は、1959年製メモボックス・ディープシーを継承しています。ジャガー・ルクルトは、この新作モデルに対し、当時としては異例の直径42mmのケースを採用しました。最初のモデルが発表されてから1年後、メモボックス・ポラリスには、水中でのアラームのボリュームを上げるための新しい装置が搭載されていました。トリプルケースバックは、内側から順に、アラーム音を共鳴させるブロンズ製ケースバック、防水用ケースバック、16個の丸い開口部が施されたケースバックが組み合わされており、ダイバーが着用するダイビングスーツと接触しても音が篭らない構造になっていました。 アールキュリアルで販売されている1967年製のメモボックス・ポラリス、E859モデルは、特許を取得したトリプルケースバック「コンプレッサー」を備えたケースを搭載した、初期モデルの1つに数えられています。このモデルには、双方向に回転するインナーベゼルのほか、夜光塗料が施されたインデックスや針、また日付表示小窓があしらわれています。ジャガー・ルクルト製自動巻キャリバー825は、241個の部品で構成され、振り子が収納されています。キャリバーは、過去数十年間にわたり進化が繰り返されてきた一方で、アラームを搭載したジャガー・ルクルト製の腕時計のアラーム機構は、今日もなお、ほぼ変わらずに受け継がれています。