1890年頃。ミニッツリピーター ハンター懐中時計

1890

  • Savonnette à répétition minutes: montre de poche de la haute horlogerie Jaeger-LeCoultre

1870年、LeCoultre & Cieは卓越した精度を武器に、時計史上初、複雑機構を搭載したキャリバーを量産して時計製造業に革命を巻き起こします。新しい製造方法を駆使し、複雑機構を搭載した腕時計の信頼性において大きな進歩をもたらせます。こうしてジャガー・ルクルトは、瞬く間にミニッツリピーターの代表的ブランドとしての地位を確立し、僅か数十年で、この伝統的な複雑機構を搭載した200種類以上の極めて精巧なキャリバーを開発するに至ります。 1890年代に開発され、アールキュリアルでオークションにかけられたハンター懐中時計は、緻密なギョーシェ装飾が施されたピンクゴールド製ケースの中に、ルクルト製キャリバー19RVSと33個の石を収納しています。ニッケルシルバー製のミニッツリピータームーブメントは、バイメタル切りテンプ、高精度ターミナルカーブ、ダブルプレート、可視アンクルツメ石、ストレートアンクルといった、古の伝統を継承した脱進機を搭載しています。また、エングレービングが施された中蓋に覆われ、丸みを帯びた非常に薄い風防で保護されたムーブメントには、コート・ド・ジュネーブ、面取り加工が施されたブリッジとネジ、ミラーポリッシュを施したゴングなど、伝統的な装飾が施されています。一方、露出したリューズは、オオカミの歯と呼ばれるクラッチが視線を引き付けます。またグラン・フー・エナメルダイヤル上には、プリントされたローマおよびアラビア数字が配されているほか、ゴールドメッキを施したルイ16世針が採用されています。