ヴィンテージ・クロノグラフ 1959 伝説の腕時計に敬意を表するクロノグラフ

2012年01月12日

  • Jaeger-LeCoultre Deep Sea Vintage Chronograph
メモボックス・ディープシーのことは、もはや改めて紹介するまでもないでしょう。この前衛的な作品は他のどの作品にもまして、ダイビングの歴史の最初の一幕を描くのに貢献しました。1950年代にこの新しいスポーツ種目が登場するや否や、ジャガー・ルクルトは、学術的な目的あるいは発見への渇望に駆り立てられた初期の海底探検者たちに、その厳しい要求を上回るタイムピースを提供しました。1970年代初頭までに相次いで行われた様々なダイビングにおいて、メモボックス・ディープシーは一時代を画した数少ない時計作品のひとつになっています。時計ファンや時計通の方たちに、自社の尽きることのない創造性の象徴となる腕時計を着用してもらいたいと願うジャガー・ルクルトは、この伝説の腕時計を見事に再解釈した作品を世に送り出しています。2011年に発表されたモデルが大好評を博したことを受けて、ジュウ渓谷のグランド・メゾン、ジャガー・ルクルトは、この路線を継続することに決めました。 2012年、メモボックス・アラームにインスピレーションを得た新しい防水ウォッチ、ヴィンテージ・クロノグラフ 1959が登場します。 その歴史を忠実に反映させたラインは、ここまで受け継がれてきたスポーティテイストへの証。また、40.5㎜ケースには、ファンの心をときめかせるすべての特徴が取り入れられています。 ブラックカラーのクラシカルな表情を呈したダイヤルの周りを囲む固定ベゼル。そして、プレキシガラスがそのダイヤルをやさしく守ります。インデックス、中央の時針、分針には、オレンジ系暖色のスーパールミノバ夜光塗料があしらわれ、これが1959年のメモボックス・ディープシーモデルの夜光塗料コーティングをさりげなく想起しています。また、2つのプッシュボタンを備えたクロノグラフが計測する時間の経過は、それぞれ9時位置と3時位置に配された、時と分の2つのカウンターとセンターセコンドにより表示されます。そしてステンレススチール製ケースバックには、水の泡に包まれた潜水夫のエングレービング。これがかつて誕生したモデルとのつながりを証明してくれます。そしてカーフにエンボス加工が施されたブラックレザーストラップも、オリジナルモデルのストラップをあらゆる点において忠実に再現しています。 ヴィンテージ・クロノグラフ 1959のケースが、象徴的モデルのデザイン特性に着想を得たものである一方、その心臓部には、大型の可変慣性テンプ、セラミック製ボールベアリングなどを一体化したジャガー・ルクルトの最新技術が搭載されています。因みにこの機構には、潤滑油を差す必要性がないため、長期間にわたって機能することが可能です。ジャガー・ルクルトはその機械式機構の性能、耐久性、信頼性を数十年に渡り証明してきました。そしてその卓越性が、100mの防水機能を持つ腕時計の歴史的な正統性と固く結び付いて、素晴らしい作品を生むのです。こうして誕生したジュウ渓谷のグランド・メゾンの最新作は、信頼性と快適な着け心地にも妥協することなく、さまざまな分野で革新を続けてきた長い伝統にオマージュを捧げたいと願う時計愛好家の心を強く揺さぶる作品なのです。 メモボックス・アラーム ‐伝説の腕時計 1950年代には、ダイバーズウォッチが満たすべき基準を定めるための規格は、まだ全く制定されていませんでした。逆回転防止ベゼル、衝撃耐性や磁場耐性、100m防水などといったことは、まだ問題ではありませんでした。当時、この分野は未知の領域だったのです。暗がりの中で表示を読み取り易くするために、インデックスと針に当時はラジウム製の夜光処理が必要なことは明らかでしたが、« ダイバーズウォッチ » の表記を保護する法規定は全くありませんでした。 このように規則が存在しないことは、数多くの危険をはらんでいました。なぜならばダイビングを行うには、極めて信頼性の高いタイムピースが必要不可欠だったからです。実際に、海面への浮上に伴う減圧の段階を計画するために、ダイバーはタンク内に十分な量の酸素が残っていることを常に確認できなければなりませんでした。したがって情報の視認性が極めて重要であり、メモボックス・ディープシーは、非常に明瞭でわかりやすい配置が今なおダイバーの厳しい要求に適っているダイヤルを既に備えていました。しかしながら、人が海中の不思議の世界の中を動き回っているとき、時間の概念が時には曖昧になることがあるため、ダイバーズウォッチがまだその第一歩を踏み出したばかりのこの時代に、ジャガー・ルクルトの時計職人たちはメモボックスの象徴的なアラーム機能をメモボックス・ディープシーに備えることを考えました。時計職人たちは、ダイバーに海面への段階的な浮上を始める時が来たことを知らせるために、補足的な音のアラームという形で、さらなる安全性を提供したのです。このアイデンティテイの証と卓越した信頼性により、メモボックス・ディープシーは大人気となり、そのオリジナル版は瞬く間に売り切れてしまいました。それ以来、ごく少数のコレクターのみがこの伝説の腕時計の魅力を楽しむ幸運に恵まれたのでした。 マニュファクチュール ジャガー・ルクルトは、自社の歴史的な作品を博物館の中に保管するだけでなく、その長い歴史のマイルストーンとなった発明の数々を現代の時計ファンたちと共有することを大切に考えており、この歴史に残るタイムピースの復刻を願う熱狂的なファンの声を聞き入れました。こうして2008年、ジャガー・ルクルトはメモボックス・ポラリス1968のオリジナルモデルに忠実な復刻版を発表しました。この原点への旅は2011年、1959年作の伝説の腕時計メモボックス・ディープシーの復刻と共に継続されました。 この作品は歴史的モデルのピュアなデザインを見事に解釈し、そのムーブメントの類稀なパフォーマンスと完璧たる調和を描く、現代的なフォーマルスタイルとして表現しています。昨年の発表時、このモデルは時計製造と人類の冒険の歴史に新たな章を付け加えたさまざまな時計に精通している時計愛好家から非常に高い評価を得ることとなりました。 ヴィンテージ・クロノグラフ 1959:技術仕様 ムーブメント • 機械式自動巻ムーブメント、ジャガー・ルクルト製キャリバー751G • 28,800振動/時 • 37 石 • 厚さ:5.72 mm • 部品数235 個 • 65 時間パワーリザーブ 機能 • 時、分、クロノグラフ秒針、分針、時針 • 時カウンター、分カウンター、センターセコンド付きクロノグラフ ダイヤル • ブラック • スーパールミノヴァ夜光付きインデックスと針 ケース • ステンレススチール • 直径40.5 mm • プレキシガラス • 10気圧防水 ストラップ • ブラックレザー、ステンレススチール製尾錠付き リファレンス: • Q207857J