1938年。デュオプラン『チュイル』、18008モデル

1938

  • Duoplan, la montre bracelet de la Manufacture Jaeger-LeCoultre

腕時計が流行を見せたのは両大戦間の時代でした。腕時計は、懐中時計と比較して、より早く時間を確認できるという大きな長所を備えていた一方で、小型化という点で厄介な問題を抱えていました。なぜなら、機構を小さくすればするほど、精度や信頼性ならびに耐久性を維持することが難しくなるからです。これに対し、デュオプランは、キャリバーの部品を2つの階層に重ね合わせることで、大型のテンプを引き続き収納する独自の解決策を見出します。またそれとは別に、デュオプランは、エレガンスと高級時計という2つの概念を結び付けることにも貢献しました。 アールキュリアルから提供されたデュオプランのモデルの1つは、エレガンスおよび女性に支持される技術の見事な融合を象徴しています。ケースには、一貫して18Kピンクゴールド製『チェーン』タイプのブレスレットが取り付けられています。ブロンズメッキを施したアールデコ調ダイヤルを保護する風防は、古代ローマの瓦の形状をしていることから『チュイル』と呼ばれ、デュオプランの代名詞となっています。さらに、より端正な美を追求するために、リューズは時計の下に隠されています。このモデルは、ジャガー・ルクルトの名が刻まれた腕時計の中でも初期モデルに相当します。その理由は、前年に「ルクルト」と「ジャガー」の2つの名称が統合されたことに起因しています。搭載されたジャガー・ルクルト製キャリバー403は、1927年から1966年までに11,107本(年間およそ300本)が製造されました。