アトモス・クロックコレクション
インフィニット
アトモス・クロックコレクション
インフィニット
メカニズム
永久時計
外部からの介入を要せず、独立して駆動するアトモスは僅かな温度変化から動力を生み出しています。このメカニズムの秘密は、混合ガスが収められた密閉カプセルにあります。このカプセルは、時計の駆動ゼンマイに接続されている、アコーディオンの蛇腹のように膨張・収縮する膜と連結しています。たった1度の温度変化でもガスの体積は変化するため、カプセルと連結している膜が膨張・収縮してゼンマイを巻き上げ、2日分のパワーリザーブを生み出しています。
アトモスは最小限の動力を生成し、またその消費もごく僅かです。15Wの電球1個の消費量は、6000万台のアトモス・クロックの消費量に相等します。
デザイン
アートオブジェへと昇華したクロック
特徴的なダイヤル形状と光の屈折で太陽や月の周りに生じる光の輪、ハローを彷彿させるデザインより、アトモス・インフィニット「アロ」(Halo)の愛称を与えられたこのモデルは、限りなく純粋なデザインでありながら、アトモス・クロックコレクションが宿すアイデンティティを忠実に受け継ぐ作品です。クラシックなアールデコ様式がタイムレスでエレガントな趣きを醸し出す「ガラスボックス」キャビネットを、21世紀に向けて再解釈したアトモス・インフィニット「アロ」のシリンダーガラスキャビネットは、初代モデルの丸みを帯びたガラスドームを想起させます。
ミニマルながらも圧倒的な存在感
ダイヤルは無駄のないシンプルなデザインへと再考されました。2つの円盤によって構成されるホワイトラッカー仕上げダイヤルには、ポリッシュ加工バトン型インデックス、そしてロジウムコーティングを施したシルバートーンのメカニズムと美しく調和する時分表示の針が配されています。メタル製の外周リングに施された分表示の小さなドットが、ムーブメント本体下でゆったりとした魅惑的なリズムで回転する環状テンプの丸みを帯びたインデントと呼応し、美しい統一感をもたらしています。

解き明かされる全ての秘密
清澄な透明感が美しいシームレスなガラスキャビネットは、アトモスの傑出したメカニズムとその魅力を余すことなく解き明かします。その冴え渡る透明なデザインにより、時計の駆動を維持するふいごやチェーン、歯車などメカニズム全体をあらゆる角度から眺めることが可能です。

宙に浮かぶデザイン
支える基盤がほぼ視認できないアトモスのキャリバーは一見、キャビネットの中で浮揚しているかのように見えます。ジャガー・ルクルトのデザイナーと時計職人の素晴らしい協働により実現したガラス製の基盤は、そのテンプを包み込む構造によりほぼ視認できない設計で軽やかな浮揚感を生み出します。この視覚を捉えて離さぬ宙に浮かぶようなデザインが、アトモスの魅力を一層際立てています。

ヘリテージ
計時方法の革新
1928年にジャン=レオン・ルターによって開発され、1930年代にジャガー・ルクルトが改良した革新的なメカニズムを搭載し、アトモス・クロックは温度差で駆動する高級置時計として世に送り出されました。アトモスの卓出したデザインは初代以来折に触れ再考され、その度にアイコンとしての揺るぎない地位を確立していきました。「大統領の時計」という愛称で親しまれるアトモスは、スイス連邦のオフィシャルギフトでした。


キャリバー
永久時間
ジャガー・ルクルトのマニュファクチュール製キャリバー570は、時計の本質的機能である計時に特化した時分表示ムーブメントです。マニュファクチュールのアトモス専用工房で組み立てられるアトモス・インフィニット「アロ」は、表面のブラッシュ仕上げ、角のポリッシュ加工、各所のコート・ド・ジュネーブ装飾といった高級時計ならではの仕上げが随所に施されています。キャリバー570はその他全てのアトモスムーブメントと同様、外部の介入を要することなく半永久的に時を刻み続けます。
